ギャグ王レビュー 1999年4月号

万感の想いで

休刊から一年。まさかまたこの作業をすることになるとは（苦笑）　最近は「レビュー」という行為自体、ほとんど遠ざかっているので、どんなふうになるやら一抹の不安はありますが、まァとにかく進めていきます。休刊に対する個人的なコメントは今までさんざんしてきたので、ここではあえてそれについては触れません。それぢゃ、推理のツボはありませんが、一年ぶりの「今月のギャグ王」いってみましょうかっ。

テレカのこと。

これまでギャグ王で製作されたテレカやら下敷きやらがいっせいにプレゼントされていましたね。どれもこれも懐かしいものばかりですが、やはり注目すべきはうめ謎のふたつ。当時は確かテレカの写真は伏せてあったから、持っていない身には初めてその正体を拝むことができたわけです。テレカに折り線をつけるとは、恐れ入りました、師匠（平伏）

春風のささやき

ＦＥ……シャナンが可愛い……。ええ、ショタコン全開です。一年前はこんなんじゃなかったんですけどねぇ、私も。＾＾；

春風のささやき　２

月天のポスター……最後の最後までガンガン依存体質は抜けきれなかったのか。

シメ

ささやきばかりで終わらせてしまうのもアレなので、最後にギャグ王創刊以来、常にそこにあり続けていていたあのマンガについて、コメントしておきましょうか。思ってみればこのコーナーでとりあげるのも初めてですな。

半熟忍法帳、まずは皆勤お疲れさまと言いたいですね。前に某所で行われた「ギャグ王追悼チャット」でもこの作品が話題に上がりました。ギャグ王が低年齢向けの作品を次々に打ちだしていた時期のときのことですね、「どうしてあのとき真っ先に半熟を打ち切らなかったのか」と。このマンガほど低年齢に相応しくない作品はないということは、確かに言えますよね；　で、打ち切られないだけの魅力があったのかというと、「紋切り型でつまらない」「絵も好きじゃない」……なかなか厳しいご意見が（￣×￣；　けれど、逆説的に言えば、その紋切り型こそが新山先生の最大の魅力なんですよね。個人的に言わせてもらえるならば、新山先生のギャグは結構好きでした。たまに（いつもか？）下ネタに走るときを除けば、ね。安心できるというか、安定したというか、そういう要素が皆勤という地味だけど素晴らしい記録をもたらしたのではないでしょうか。

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