■2003.4.23(wed)
モルフィー企画、ついに法的整理へ【TOPIC】〔スラッシュドット ジャパン〕
 ちょっと前の話題なのですが、今更ながら見つけて面白かったので。
 わたしがこの話の中心人物であるとよぞう(佐川豊秋)氏のことを知ったのは、たぶん他の「伺か」ユーザと同じく、例の「偽春菜騒動」のときだったわけですが、初期からこの企画を見守ってきたひとにしてみれば、ついに来るべきところまで来たという感じなんでしょうか。経緯についてはこちらのサイト(MorphyOneの軌跡)がものすごく判りやすくまとめてあるので、必読です。なんつうか、『Project X』をまるまるベクトル逆向きにしてしまったらこんな感じになるんじゃないかっていうぐらいの、見事な失敗ケースになってしまっているのが……。しかも合資会社だから負債はぜんぶ社長のとよぞう氏が抱えなくてはいけないというおまけ付き。いやはや、オープンプロジェクトも楽じゃないですな。
■2003.4.16(wed)
任天堂、GBA「MOTHER 1+2」を6月20日に発売。GBA「MOTHER 3」も制作中【GAME】〔インプレス〕
 歌って踊りたくなるぐらい嬉しいニュースが飛びこんで参りました。マザーの移植だけでも嬉しいのに、幻となったかに思えた3まで制作中とわッ。ゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーでやりたい。非常にやりたい。勢いで買ってしまうかも……。

 マザーそのものについてはこっちのスレでいろいろ言われてますけど、個人的には「名作」だとは思いません。というより「名作」という言葉がとっても似合わないゲームだと思うのですよ。「佳作」でも「秀作」でもなし。ガツンとくるようなインパクトも、ハッと感嘆する斬新さもない。それでもなんか、心の中からじんわりとくるような、一言じゃ言いきれない奥ゆかしさがある。ゲームをやってる最中じゃなく、ゲームを終えて忘れた頃にふと思い出す。そういう作品だと思ってます。
 旅行が好きなひと、ゲームでものんびりやるのが一番なひと、糸井さんのサイトの雰囲気が好きなひとなどは、一度やってみるといいかもしれません。なにせ、地球の危機ですから。

 ついでに部屋の隅からこんなのが出てきたので、掲載しておきます。
 
 中学のとき家庭科で作った暖簾。ちょうどこのとき、どせいさんがマイブームだったみたいです。
■2003.4.10(thu)
 SOTETがひとまず終わったので、また適当な感想を。途中からネタバレあるので隠しにします。

 全体としては、いつも通りのトライエース作品にまとまってしまったかなという感じです。「しまった」というのがミソ。前々から言ってるように、個人的にはDQ・FFに迫るところまで行ってほしかった(それだけの要素は持っている)だけに、今回のまとまり具合は残念でした。まァ、それだけ期待の大きかった作品ということでもあるけど。
 日本のオフラインRPGがメジャーにのし上がっていくためには、どうしても「DQ・FFの壁」というものをなんとかしないといけない。テイルズ、WA、幻水、そしてSOと、その「壁」をどうにかできそうな素質のあるゲームを一通りやってみたわけですが、それなりに持ち味は出していたものの、どれも物足りなさを感じました。必然的に後の作品に期待が募ってきてしまうシリーズものでは仕方ない面もあるんでしょうけどね。テイルズは独自路線を確立して、作品性そのものよりメディアミックスを念頭においたやり方で進めている。WAは原点回帰というか、「古き良きワイルドアームズ」を前面に出してきた。幻水は作品としては途中までいい感じだったけど、詰めが甘く、また幻水の良さがいくつか損なわれていたのが惜しかった。そしてSOは「いつもながらのトライエース」ということで、既に安定期に入ったような作りになってしまった。ファンとしてはそれでいいのかもしれないけど、それ以上のものを期待していた身としては、ちと寂しい気はします。
 あと、SOはゲーム以外の部分で騒がれすぎました。けっきょく回収騒ぎににまでなってるんだから、なんともはや。もはや名物となってしまったフリーズも相変わらず。これがなければ印象も随分と変わっていたんじゃないかと思うんですが。
――――――――――ここからネタバレ――――――――――
 ここからは細かく見ていきます。いろいろ言われまくったストーリーですが、「途中までは」そこそこ良かったんじゃないかと。もっとSF色を押し出してほしいというひともいるかもしれませんけど、わたしはそういうのは最初から求めてなかったので、このぐらいの配分がちょうどよかったです。あまり壮大になりすぎても収拾つかなくなりますし。
 ……で、問題なのはそっから後ですネ。そう。FD世界以降。
 よくもまァ、こんなオチを実際にやってのけたなと、つくづく感服します。わたしにゃ思いついても怖くて書けません。そういう意味ではチャレンジャーだなとは思いますが……。
 いや、きちんと描ききれているのならいいんですよ。未知の世界観を的確に表現して、かつ戸惑うユーザにも納得のいくような結末を用意できているのなら。けれど、やっぱり難しいですよ、それは。エンディングでのオチが苦しいと思うかもしれないけど、この展開ではああいうふうに終わらせるしかないでしょう。FD世界にしても、エターナルスフィアとの区別があまりつけられなくて、違う世界という感じがしなかった。労働がないとかそういう細かいところだけじゃなくて、もっとビジュアル的にも異世界的な感じを出せなかったですかね。これも難しいか。
 一言で言えば、できんことはするな、です。
 バトルは相変わらずといった感じです。このシリーズに慣れてないユーザは厳しいかもしれませんな。ただ、クリエーションで作れる武器の自由度が上がったぶん、バランスはそれに左右される傾向があります。まァ、そのへんは前作やVPでも同じですか。あと、主人公はもう少し使えるキャラにしてくれないと、さすがに……。「主人公以外でも操作してくれ」というトライアのお告げだと受け止められなくもないですが。
 音楽は今回なんか感じが違うなと思ったら、全曲生演奏のストリーミング再生だったんですな。そりゃ負荷もかかるでしょうに……これがフリーズの一因になってることは想像に難くない。内蔵音源では駄目だったんですかねぇ。PSの音源からあまり進歩がないと言われればそうなのかもしれないけど、負荷がかかるリスクを負ってまでそうするべきだったかどうか。音楽にこだわりたいのはわかるんですが……んーむ、難しいトコか。曲そのものは全体として印象に残るものがなかったのが正直なとこです。バトルでもイベントでもボイスが入ってしまうから、あまり大暴れなBGMはできなかったのかな。終盤近くになってやっと桜庭さんらしい曲が出てきた気がします。ラストダンジョンの曲は良い。FD世界でのボスバトルが「勘違いラップ」と言われているのは笑いましたが。そんなにヒドくはないと思うんですがねぇ( ̄× ̄;
 しかしまァ、隠しダンジョンの作り込みようは流石というか、なんというか……。これに関してはもはや言うことはないです。トライア万歳。
――――――――――ここまでネタバレ――――――――――

 まァ、とりあえず215時間も費やしたのだから、楽しめなかったわけではないですな。半分近くは隠しダンジョン攻略だったけど……。しばらくはゲームは休憩。次はたぶん……アレです。はい。
■2003.4.8(tue)
ナムコ、「テイルズ オブ〜」シリーズ最新作を発表「テイルズ オブ シンフォニア」【GAME】〔インプレス〕
 テイルズの最新作はゲームキューブから。どーでもいいけどキャラデザインが藤島康介に戻ってます。いのまた氏の絵はゲームキューブに合わないと判断した……のかどうかは知らんが。
 しかしまァ、テイルズは開発ペースが早いですな。往年のFFを見ているようだ。SOとテイルズの関係はちょうど昔のDQとFFの関係みたいな感じになってきたのかも。まァゲームそのものはわりと似ていたりするけど……。
■2003.4.1(tue)
「株式会社スクウェア・エニックス」誕生【GAME】〔SQUARE ENIX〕
 ついにくっついてしまいました。同じサイト内にDQとFFの宣伝があるのはとてつもなく違和感がありますが……そのうち慣れるかなァ。
 はてさて、どーなることやら。
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