■2004.5.27(thu)
ソフトバンク、日本テレコム買収を正式発表【NEWS】〔読売
 ということだそうです。相変わらずやねぇSBは。
■2004.5.13(thu)
 Winny関連で、他のサイトから気になる考察をふたつほど。

Winny に込められた思想【WATCH】〔うさだ
金子氏@Winny逮捕と輸入CD禁止にみる産業界の意向【WATCH】〔切込隊長BLOG
 「伺か」の作者であるls氏と、毎度おなじみ隊長のBLOGからです。前者はクリエイターの視点から、後者は著作権を振りかざすひとたちに近しい者としての見解が述べられています。
 クリエイターの側からすれば、やっぱり著作権は必要なんすよね。それは金儲けとかそういうことだけじゃなくて、自分の作ったモノが別のひとに「俺が作った」と偽られるのを防ぐ意味合いもあります。というか、むしろそっちが本来の意図じゃないのかな。クリエイターとしての矜持と責任を保つ。そのためにあるものだと、わたしは認識してます。
 47氏の「著作権に対する挑戦」みたいな供述は――報道された通りであるならば――ずいぶんお粗末なものだと思います。そりゃご本人がどんな思想を持って主張しようが自由ですが、それはあくまで「思想」であって、犯罪行為の「動機」にしちゃいかんでしょうに。それじゃあ「刀剣友の会」のあのひとたちと何ら変わりない。そもそも既存の著作権を崩壊させて、そこから先はどうするおつもりだったんでしょうか。以前氏が自分のサイトで「デジタル証券システムによる商品流通」なんてことを提唱していましたが、あれはあらゆるモノとカネが完全にネットワークに繋がった状態でのみ成立するシステムであって、現時点では実現不可能です。そんな曖昧なヴィジョンの許にWinnyを作って、違法ファイルを蔓延させたのだとしたら、それは暴挙以外のなにものでもありません。
 そんなしょーもない主張をするよりも、「違法行為に使われたツールの制作者に責任は生じるのか」ということを焦点にして争ってほしいところなんですが、なんか今の状況を見てると……ダメっぽい。だめぽ。ぬるぽ。

 他にも思うところは色々あるんですが、なんかうまくまとまらないので、このへんにしときます。
 あ、下の47氏語録へのリンクですが、置いてあったTipsサイトが消えてしまったので、Internet Archiveに保存されているページに飛ぶようにしました。なんでもこちらも家宅捜索を受けたとのこと。根こそぎですかい京都府警。
■2004.5.10(mon)
交換ソフト「Winny」開発の東大助手を逮捕【NEWS】〔読売
 47氏が逮捕されました。著作権法違反幇助だそうです。スラッシュドットなどでも話題になってますが、どうやら今までの発言が結果的に幇助だと捉えられてしまったようです。[参考リンク:47氏語録
 ソフト作者が逮捕された例というと、思い出すのがFLMASK事件。個人的にネットやってるのが一番楽しかった時期に起こった事件だけに、インパクトも強かったんだと思います。確かこのときは、FLMASKで処理した画像(もちろん解除法も記載して)を載せたサイトに、作者がリンクを張ったのが逮捕のきっかけでした。ソフト自体の問題ではなく、本人がサイト上でしたことが動機になってしまったという点においては、今回も同じですな。
 念を押して言いますが、ソフト自体に罪はありません。よっぽど犯罪以外に使えないようなツールで、「これこれこうでこういう犯罪に使ってね(はぁと)」みたいなヘルプがついていない限りは。あくまで悪いのは、解除法つきで処理画像を載せたり違法ファイルをアップしていたひとたちであって、作者たちはそういう行為に対して――不本意であったとしても――お手伝いをしてしまった。だから捕まったと。
 けど、世間ではそういうふうには伝わらないんですよね。「悪いソフトを作ってたから捕まった」と。FLMASKのときもそうでした。なんせ報道の仕方がアレ(見出し記事参照)ですから。そもそも47氏に関しては、自分のサイトで「違法ファイルのやりとりには使うな」と書いていたわけで、その点についてはどうなのかなという気もします。
■2004.5.4(tue)
 すんません。しばらく放ったらかしにしてました。
 DQVはとっくの昔に終わってたんですけどね。最近は某サッカーゲームにハマってしまって、毎日親指が痺れるまでプレイしまくってます。力入れすぎ。いつ何時もシュートゲージがMAXになってしまうのはどうにかならんか。
 それと同時に、ちょっとずつ小説DQVを読み返していたりします。ゲームをやったら、なんとなく読み直しておきたくなって。なんというか、わたしの原点でもある作品ですからね。どうもこのごろ自分の書くモノの方向性ってのが判らなくなりかけている感じなので、ちょいと軌道修正しておくという意味合いもあります。次はファンタジーっぽいもの書く予定だし。


 あと、悪マニの件ですが、なんか知らないうちに相手方が告訴取り下げしていたんですな。ハタから見ていた身にはちと拍子抜け気味……いやいや、まァ良かったんではないでしょか。
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