■2004.6.30(wed)
 例の合併問題ですが、なにやらライブドアが近鉄を買収するなんて話が飛び出して混沌としてきました。ここでひとつ、野球(パリーグ)ファンでもある隊長の見解を紹介しときます。

ライブドアが近鉄買収に「名乗り」【WATCH】〔切込隊長BLOG
 隊長に限らず、大勢の見方としては「単なるライブドアの売名行為」というふうに受け止められているようで。合併がほぼ決まってしまった後で、この発表ですからね。さもありなん。
 かなりの長文ですが、後半部分はビジネスとしての野球を解説していたりして、なかなか興味深い内容になってます。「セリーグの球団に企業努力が見られない」というくだりは、中日ファンとしても耳に痛い話です。首位に立っていても、巨人戦か阪神戦じゃないと観客が入らないナゴヤドームの現状を、球団側はどう考えているのか。相手チームの人気に乗っかるばかりで、みずから地域と連携してファンの裾野を広げていこうという気概がほとんど感じられない。まァ今年の中日に限っては、「落合監督」を巡って複雑な事情が絡んでいるみたいですが。
■2004.6.17(thu)
「ドラゴンクエストVIII」発売時期は“今冬”に決定【GAME】〔ITmedia
 冬ですか。意外に早かったですな、DQにしては。このへんはスクウェアと合併した効果なんだろうか。
 さて、どうしましょうかねぇ。買うか買うまいか……。
■2004.6.15(tue)
 にわかに騒がれている近鉄問題ですが、いち野球ファンとしてなんか書きなさいとオーディン様が仰っているので、取り上げてみます。
 わたしが初めてナゴヤ球場へ行ったのが小学1年のとき。そのとき観に行った試合は中日ではなく、実は近鉄でした。あの頃の近鉄は、準フランチャイズとしてナゴヤ球場でも試合やってたんですね。相手は阪急だったか西武だったか失念しましたが。なにぶん野球のこともあまり知らなかった時期だったので、選手も試合の内容もほとんど覚えていないんですが、隣で酔っぱらった父親がやたらと「デービス、デービス」と叫んでいたので、とりあえずデービスはいたんだと思います。親も含め家族全員中日ファンのはずなのに、なんで近鉄の試合を観に行ったのかは今も謎。暇だったのかな。
 なんの話でしたっけ。……あァ、合併についてか。
 どうして身売りではなく合併なんだろうと思ったら、要するに新たに球団を持ちたい企業が出てこないからなんですな。パリーグだと宣伝効果も低いだろうし。奮発して大阪ドームなんかをフランチャイズにしたのがケチのつき始めですかね。藤井寺をもう少し綺麗にしてスリムに経営していれば、まだ寿命は延びたかもしれない。
 つうか、なんで大阪のひとはみんな阪神にいっちゃうんですかねぇ。関西の野球ファンの1/4でも近鉄のほうに向いてくれれば、充分成り立ったと思うんだけど。Jリーグじゃないけど、もう少し地域に密着した球団作りができなかったものか。
 まァ、なんだかんだ言っても結局のところは「セリーグじゃなかったから」というところに行き着くのかも。セリーグにしても巨人戦の放映権だけで保っているような球団もありますから。中日も例外でなく。
 個人的には、ネットで野球中継を流してほしいです。特定の球団だけ全試合、最初から最後まで観られるサービスがあれば、わたしも入りますよ。スカパー入るのは面倒だし。実況も解説もいらんから、試合さえ観させてくれればいい。放映権とかいろいろ障害はあるんでしょうけど、延長もろくにしないテレビ中継よりかは、よっぽどいいんじゃないかと。誰かやってくれませんかねぇ……。
■2004.6.12(sat)
 プロバイダ切り替え完了です。同じADSLだけどスピードは1/24になってしまった。けど、フツーにネット見て回るぶんには全く問題ないですな。計測してみたら、実質は1/4ぐらい遅い程度だし。

 ちなみに、この時期にスピードを落としたことについては、別に他意はありませんからね。いや、ホントに。


 ところで。

 

 このキャラは今、流行ってるんでしょうか。
■2004.6.9(wed)
 ダイヤルアップ接続になって一週間が経過しました。今週末には復帰できる予定。

 しかし、ネットからほんの少し遠ざかっただけなのに、入ってくる情報量は劇的に減ってしまった。今までどれだけ情報収集をネットに依存してきたかが、よくわかる。
 と同時に、ネットをやるひととやらないひととの情報格差というものも、実感してます。ずいぶん普及したとはいえ、PCをきちんと操作してネットで情報を集められる人間って、まだまだ少数なんですよね。なるほど、ネットをやらないかたがたはこのぐらいの情報量でモノゴトを考えてるのか、そりゃズレを感じるのも無理はないな、としみじみ感じている次第です。

 そんなわけで、4日の日記で書いたことのフォローをしたいんですが、いかんせん情報が集められる状況にないので、書きようがないのです。あしからず。

 んで、それとはちょっと論点がズレるんですが、とあるサイトに興味深い文章があったので紹介します。
 少なくとも私がインターネットという世界を知った95年くらいには、インターネットは、「資本の排除・何でもタダ」という概念と「言論の絶対的自由・それを担保する完全匿名性」という概念とに密接に結びついていた印象を持っている。
 しかし、考えてみれば、どうしてインターネットだけが資本主義の原理から自由であったり、インターネットだけが全面的な言論の自由であったりしなければならないのか、理由なんて何もないのである。
「インターネットがあたかも言論の自由の制限の例外であるかのように主張する理由」って、どっか、旧勢力に対するアンチテーゼみたいなものもあったと思う。
 オウマー日記の6月7日より部分引用。このサイトはその名の通りオウムのヲチサイトなんですが、最近はわりとノージャンルで色々書いていたりします。
 なにが興味深いかっていうと、わたしの考え方とほぼ同じことが書いてあったからなんです。確かに昔のネットは、リアル社会とはかけ離れた概念によって成り立っていた。そして、それは今も連綿と受け継がれている。
 で、その集大成こそが、実は2chなんじゃないかと思うんですね。今や日本のネットにおいて欠かせない存在、それがネット古来の考え方に根ざしている。そこにひとつの「歪み」を感じるわけで。
 ネットにどんどん人が増えて、リアル社会と連動していくためには、どうしてもこの「古来の概念」をどうにかしないといけない。けれど人々はその「古来の概念」に魅力を感じてネットに集う。ネットは確実に社会に浸透しつつある。でも社会には「古来の概念」を覆すだけのパワーはない。
 そもそも「古来の概念」自体、リアル社会の側からは理解しにくいんですよね。なんだかよくわからん、漠然としたものなんだけど、未だネットにまとわりついてくる。言うなれば怨霊のようなものですか。除霊しようにも、お祓いの仕方がわからない。しかもみんな、その「憑き物」を楽しんでいる。さて困った、どうしようか――。さしずめ、こんなところじゃないかと。
 書き込みが原因でトラブルが生じるなんてのは昔からよくある話だし、それが小学生ということであっても、今のネット人口の年齢分布を考えれば、起きても不思議ではない。要するに、技術的には着実に進化していても、そこで活動しているネットユーザの意識は10年前と大して変わってなかったりするんですね。2chはその象徴であり、同時にその流れの一翼を担う存在でもある。
 だから、1chがやろうとしていたことは、それほど間違ってはなかったんですな。彼らが試みたのは「古来の概念」の否定であり、社会とのスムーズな連動だったわけです。まァ、結局誰もついてきませんでしたけど。
 今後しばらくは、この歪んだ状態が続くんでしょうな。少なくとも2chが今の状態で続いている限りは。2chが崩壊したそのとき、また何か新しい局面が開けるかもしれません。新たな秩序を築くか、それともさらなる混沌を招くのか、それは誰にもわかりませんが。
■2004.6.4(fri)
 プロバイダ切り替え期間につき、現在ダイヤルアップで繋いでます。このブラウジングの遅さ、懐かしさを通り越して哀愁すら感じてしまった。

 で、まァ、そのことと関連がありそうでなさそうな話題ですが、例の小学生の事件。TVをつけるとキャスターがチャットについて話してたりするんですが、その際、「私はやったことないんですけど」なんて前置きしつつ、まるで得体の知れないもののように気持ち悪そうに語っていたんですね。実際得体の知れないものだったんでしょうけど。有田氏なんかは、自分でサイト持ってるだけあってそれなりのコメントはしていた(と思う)。ただ、ネットを知らないひとがネットについて語ってるのを聞くと、なんかズレた感じがするんですよね。
 つうか、なんでそんなに「チャット」を問題視してるのかがわからん。たまたま今回の事件のきっかけになったというだけでしょうに。畢竟、得体の知れないモノを原因にしとけばいいだろう的な思考なのか。だとしたら、なんか、しょーもないですな。
 小学生が現状のネットに入り浸ることについては、わたしもあんまり良いことだとは思ってないんですが、それと今回の件は直接関係はないでしょうに。加害者の女の子がバリバリの2ちゃんねらーで毎日「氏ね」とか「ぬるぽ」とか煽り合ってるんだとしたら、アレですけど。無理やり事件とネットをこじつけているような気がして、非常に香ばしい地上波でした。
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