ギャグ王レビュー 1999年2月号

‥‥‥で（先月のこの欄の続き）

結局、何も変わりませんでした（￣×￣；。しかしご安心ください。２月の下旬（予定）に、F.S、E.R共々、このギャグ王事務局も大幅リニューアルする（予定）ので、その際にこのコーナーも変えていく（予定）です。我ながら無謀ともいえるこの一大プロジェクト（？）、企画屋の血が騒ぎます。

余談はこの辺にして、本題に入りましょうか。新『装』刊ということで、作家の方もずいぶん入れ替わりがありました。新連載５つ、読み切り３つ、そして最終回が１つ、と（汗）。チャブダインは惜しいですが、まあ例によって仕方ないです。新たに作品をひっさげて戻ってくることを願ってます。

アストロベリーは金田一先生独特のノリが出ていて良いですね。ＭＳ学院も今月は受賞時の作品と内容がほとんど同じでしたが、来月以降が楽しみです。そして意外だったのがスペシャリスト。ギャグ王でこの系統の作品が連載するのって、かなり珍しいですよね。ギャグ王改革の一歩になることを期待します。

彼方君の『推理のツボ』

※このコーナーは毎月の『聖クラリス探偵団』で出される推理クイズを、彼方君が従弟の推理を検証するという形で解いていこうというモノです。もちろんこれは大いなる『ネタバレ』ですし、合っているかどうかの保証もありません。その辺を十分にご理解いただいた上でお楽しみください。

今月は麻薬組織のボスを見つけだそうというもの。暗号テープは誰の名前を言っているのでしょうか？
いきなりですが、まずボスの名は『ミ』で『２分音符』です。それを踏まえて、次に出てくる春望の詩を音の長さと高さに分類してリストアップしてみましょう。

？の部分がボスの名前です。この表でのポイントはミ(E)の音階です。32分音符に『深』が、付点２分音符に『河』があります。そしてボスの名前もこの音階です。２つの漢字に共通するのは『さんずい』ですね。つまり音階はその漢字の『へん』を表しているわけです。そう考えると、音の長さは漢字のもう一つの構成要素、『つくり』であると推測されます。全音符にはドに『山』が、ラに『木』がありますが、これは全音符が『つくり』のないものだと定義されているので、『へん』がそのまま漢字になったものだと思われます（言葉で説明するより、表を作った方が早いのですが、一部、表記のしようがないものがあるのでできません＞汗）。
さて、ここで３人の容疑者の名前を確認してみましょう。ミの音階は『さんずい』だから、Ａの鈴は消えます。あとの二人、清と波ですが、『波』は、ドの８分音符『破』とつくりが同じなので、これも消えます。ということで、最後に残ったＢの清港生がボスということになります。

それにしても、今回の容疑者の名前は‥‥‥いくら香港だからって（汗）。

今月の上位者ランキング