ギャグ王レビュー 1997年12月号

彼方君の「推理のツボ」

‥‥‥お待たせしました。今月はマジで悩みまくりました（汗）。一応は結論を出しましたが、あまり自信はないです。

今月は、汽車の客車１つを丸ごと抜きさるという大がかりなトリックを使っての誘拐事件。こんなトリックを彼方君はああもあっさりと見破ってしまうのだから、オソロしい中学生である（笑）。
さて、問題の「嘘をついている」人は誰かということですが、ポイントになる（と思われる）ものは、雪村親子が残したトランクの中身と、彼女たちは「９時に寝る」（母親のセリフ参照）ということ。トランクの中にはきれいに折り畳まれたパジャマがありました。つまり、誘拐されたときにはまだ２人は眠っていなかったということになります。母親の言葉通り９時が就寝時間だとするならば、彼女たちはそれ以前に誘拐された、つまり例のトリックも、実は９時よりも前に実行されていたことになります。ということは、車掌さんの「２時に見回ったけど異常なし」発言はウソ。つまり彼が犯人です。
しかぁし、抜き去られた客車は「２時半に通過した」駅にありました。この推理だと「汽車が過ぎてから、車etcを使って客車をそこまで移動させた」としか考えられません。けど、動かせるのか、あんなモノ‥‥‥。

※これは私の独断による推理なので、合っているかどうかは保証しません。この解答のままハガキを送って間違えていたとしても、私は責任をとりませんので（笑）。

アダ君の名古屋弁講座（何だこのコーナー‥‥‥）

【でら】de-ra
アダ君がよく「でらむかつく」と使っている言葉。最近の名古屋人はほとんど名古屋弁を使わないが、これはその例外の一つ。彼ら自身は名古屋弁という意識はないのだが、ちょっと感情的になると自然に「でら－－－」と出てしまう。類義語に【どら】というものがあって、今の名古屋人はむしろこちらを使っている人の方が多い。

おまけ：名古屋の風習【ド派手な結婚式】
名古屋の結婚式は金がかかるというのは有名（だと思う）。嫁の家では、嫁入り道具を全部トラックに積み込み終えると、嫁の家族がその上から菓子をバラまき始める。トラックの周りには結婚を祝福する（というのはごく一部で、ほとんどは菓子目当て）ご近所の方々が血相を変えて菓子に群がる。「名古屋嫁入り物語」でもおなじみの場面であるが、実はこれ、今でも田舎の方では残っている風習なのである。その証拠に、先日、うちの姉が友達の結婚式とかで、段ボール１箱分の菓子を持って帰ってきた。と言ってもうちの姉が菓子に群がっていたわけではなく、単に余り物をもらっただけのようなのだが、風習が残っているというのは事実である。

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